住みやすい家は間取りから!計画のコツや事例、4つのLDKプラン解説

住みやすい部屋のイメージ

家づくりやリノベーションを行うにあたって、重視するものは様々です。

充実した設備を取り入れ、快適に暮らしたい
心地よく過ごせる、お気に入りのデザインにしたい
長く安心して暮らせるよう、資金計画も万全にしたい

希望は様々でも、共通して叶えたいのは『住みやすい家』であること。
そこで注力してほしいのが“間取り”です。

例えば、家事効率をアップさせる間取りで、日々の家事を快適に。
吹き抜けなど、高低差や視覚の変化を活かした間取りは、空間デザインに。
そして、間取りが生む、住みやすさにこだわった空間には、価値がありながらもランニングコストが不要です。

ライフスタイルに合わせた間取りは、家づくりに欠かせないもの。
間取りを計画するコツをおさえて、住みやすい家を計画しましょう。

目次

住みやすい家の間取りは、ゾーニングから計画するのがコツ

間取りのイメージ

最初から間取りを細かく決めることは難しいため、順を追って計画しましょう。

  • ゾーニング
  • 各部屋のレイアウト
  • 生活・家事動線
  • 家具家電の配置
  • 収納スペース
  • 開口部の位置や大きさ

順序は前後してもよいですが、大まかな部分を決めた後で、細部を作りこんでいくのがコツです。

また住みやすさを叶えるため、一緒に暮らす家族の意見を取り入れることも大切。
一度で完成させることは難しいので、プランを練り直しながら間取りを決定しましょう。

ゾーニングで間取りの大枠を決める

各部屋の機能や用途に合わせて、大まかな空間を配置することを『ゾーニング』と言います。
例えば、以下のようなゾーニングがあります。

  • リビングやダイニングなど、家族が集まるパブリックスペース
  • 寝室やワークスペースなど、個々で使用するプライベートスペース
  • 洗面、風呂などの水回り
  • 外と内をつなぐ玄関

ゾーニングは、立地を考慮することも大切です。
人が集うパブリックスペースは、明るく風通しのよい場所が理想的。
落ち着いて過ごしたいプライベートスペースは、周囲の音への配慮も大切です。
車通りの多い道路があれば、離して計画できるとよいでしょう。

各部屋のレイアウトはライフプランに合わせて

ゾーニングをした中に、各部屋を計画します。
ライフプランに合わせた部屋数、広さを考慮しながら配置しましょう。

来客時や子供の成長に合わせて、スライドドアで部屋を間仕切れば、空間を効率よく使えます。

生活・家事動線の計画は、理想の生活をイメージして

キッチンレイアウト

動線は、人が空間の中でどのように動くのか表したものです。

近年ではコロナ禍によって、感染症対策に配慮した生活動線が増えています。
玄関そばに洗面台を設ける間取りは、帰宅してからすぐに手洗いうがいができ、衛生面に気を使う現代に沿ったプランです。

また、子どもから高齢者まで、全ての世代が住みやすい家にするならば、生活動線上の段差をフラットにしたプランが理想です。

家事動線は、日々の家事負担を減らすために効率が重視されるでしょう。
例えば、洗濯を効率よく行う場合、『洗う・干す・しまう』を最短距離でこなせる間取り。

脱衣所に洗濯機や衣類乾燥機、室内物干しなどのランドリースペースを設け、すぐそばにファミリークローゼットを配置するプランが考えられます。

収納スペースで、すっきり整う暮らしを

収納が少なければ、部屋が散らかる原因になります。しかし、広くとりすぎると、居室が狭くなる原因に。
収納は、居室の広さとのバランスを考慮して、適切な計画を行いましょう。

各部屋に何を収納するのか、リストアップしてみると収納スペースの広さを判断しやすくなります。
ライフスタイルの変化に合わせて、今後増えるものも想定できるとよいでしょう。

近年、玄関の土間スペースを広げてつくられた『土間収納』も増えています。
土間は丈夫で汚れが落としやすい特徴があるため、外で使うアウトドア用品やベビーカーなど、土汚れが気になるアイテムの収納に最適。
雨の日でも、室内で快適にお手入れできるのが魅力です。

家具・家電の配置は計画的に

使いたい家具・家電が決まっている場合、計画している寸法に収まるかどうかチェックしましょう。

搬入時のことを考慮して、ドアなどの開口部の幅にも注意が必要です。
家電の場合には、コンセント位置にも気をつけましょう。

ドアや窓の位置・大きさまで検討する

採光や通風、景観を考慮しつつ計画しましょう。
隣の建物と距離が近い場合には、プライバシーに配慮した間取りが求められます。

住みやすい家のLDKプランは4パターン

家の中心となるLDKには、大きく分けて4つのレイアウトパターンがあります。

  1. LDK型
  2. L+DK型
  3. LD+K型
  4. L+D+K型

それぞれの特徴を理解して、暮らしをイメージしてみてください。
ライフスタイルにあったLDKを計画できると、家族ですごす時間がより豊かなものになるでしょう。

LDK型は、家族が感じられる一体感

LDK一体型
LDK一体型の例

LDKが一続きになっていて、一体感のあるスタイルです。
キッチンがオープン型なので、リビングやダイニングにいる家族と会話しながら調理ができるのが嬉しいポイント。

しかしオープンであるため、キッチンが片付いていないとダイニングからの視線が気になることも。
対面キッチンの手元が隠れるよう、立ち上がりを設けると解決できます。

L+DK型でくつろぎのリビングに

L+DK型
L+DK型の例

リビングがDK部分と少し離れたスタイル。くつろぎ重視のリビングに向いています。
例として挙げられるのが、L字型の空間に、キッチンとリビングを対角に配置するような間取りです。

DK部分は、DKを横並びにくっつけた『横並びキッチン』にすると、食事の配膳や片付け効率もアップ。
キッチンとダイニングのインテリアを合わせて計画することで統一感が生まれスッキリとした空間になります。
キッチンのデザインに合わせて、ダイニングテーブルを作ってもらう『造作』も選択肢のひとつです。

横並びキッチンはキッチン部分へ入るためにダイニングから回り込むような動線になると、食材の買い出し時に負担となります。
空間にゆとりがあれば、DKに回遊性を持たせるよう計画することで解決できるでしょう。

LD+K型で、調理時の悩みを解消

LD+K型
LD+K型の例

キッチンがある程度仕切られる、または独立しているスタイルです。
LD部分の様子が分かりにくい点もありますが、汚れがちな床材を掃除しやすいフロアタイルなどの素材に違和感なく変更できます。

また、調理時のにおいがLD部分に広がりにくいメリットも。
作業場もみえづらく、集中して料理ができるでしょう。

L+D+K型は用途をよく考えて

それぞれの空間が独立したスタイル。適しているのは、比較的広さにゆとりのある住宅です。
家族とのつながりが重視される現代では、あまり一般的なスタイルではありません。

しかし、LDKを一体として計画した上でスライドドアなどの間仕切りを使えば、空間を自由につなげたり分離したりできます。

まとめ

住みやすい家をつくるために、家族のライフスタイルにあった間取りを計画しましょう。

建築士やインテリアコーディネーターなどの専門家と相談しながら計画できると安心です。
プロのアドバイスで、住みやすい家の間取りを考えてみてはいかがでしょう。

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