夢のマイホームを建てたい!失敗例から学ぶ家づくり

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憧れのマイホームが欲しいと思ったとき、楽しみと同時に頭をよぎるのは、「失敗したくない」という気持ちではないでしょうか?

家づくりは選択の連続。
建築やインテリアに関する専門的な知識や情報も必要なことから、「3回建てることで、ようやく思い通りの家になる」という表現もあるほど。

実際に建ててみないと分からない部分が多い家づくりだからこそ、「もっとこうしておけばよかった」という失敗や後悔の声が多いのも事実です。

  • どのような部分で失敗してしまうのか
  • 失敗を防ぐためにはどうしたらいいのか

この記事では、家づくりの失敗例や注意点をご紹介します。
ぜひ参考にして、マイホーム計画を楽しんでくださいね。

目次

「家づくり=新築戸建て」以外の選択肢も!まずは住宅の種類を検討してみましょう

「家を建てる」というイメージから、家づくりと言えば新築戸建て(一軒家)の注文住宅を思い浮かべる人が多いかもしれませんが、選択肢はそれだけではありません。

たとえば、計画段階の新築マンションや分譲・建売住宅でも、間取りや内装などが選べる場合があります。また、中古の戸建て・マンション・アパートでは、リノベーションも人気です。

まずは、要望やライフスタイルに合った住宅の種類を検討してみましょう。

  • 新築 / 中古(リノベーション)
  • 鉄骨 / 木造
  • ゼロから間取りや内装・設備を考えたい / 完成した空間を見て決めたい など

家づくりの方向性を決めることで、ハウスメーカーや建築・不動産会社への相談もしやすくなります。

【厳選18例】家づくりで失敗しないためには?

細心の注意を払いつつも、完成するまで分からない部分が多いのが、家づくりの難しいところ。ここからは、資料やイメージだけの計画では見落としがちな失敗例や注意点をご紹介していきます。

間取り

間取りの失敗

間取りは、かなり失敗しやすいポイントです。

特にゼロから間取りを考える注文住宅では、平面図で計画していくことが多く、立体的にイメージしにくいことが理由のひとつです。

また、図面上では実際の大きさの1/50(50分の1)や1/60(60分の1)などの縮尺で表記されているため、専用の定規がないと正確なサイズを把握しにくいのも難しいところ。

立体的な3Dイメージを作成してもらったり、平面図の上を歩くように線を描いて「生活動線」を確認することがおすすめです。

間取りの失敗例と対策

  • 欲しい家具のサイズが部屋に合わなかった(家具を置いたら、部屋が狭くて使いにくい)
    部屋の広さを帖数だけで決めるのは要注意。家具のサイズ確認と、人が通るスペースの確保を忘れずに。
  • コンセントの数や位置を考えていなかった
    キッチンやバルコニーで不足しやすい傾向。スマートフォンやお掃除ロボットの充電・クリスマスツリーの装飾用コンセントなども見落としがちです。
  • 脱衣室と洗面室を分ければよかった(誰かが入浴中は洗面台を使いにくい)
    家族の過ごし方(誰がどのようにその部屋を使うのか)を想定して計画しましょう
N講師

起床時間や帰宅時間、平日と休日それぞれの過ごし方など、細かいポイントに焦点を当てて間取りを考えることで、使いやすさは段違いで変わってきます。

収納

クローゼット

「各部屋にはクローゼット」
「リビングには、とりあえずいろいろ入る収納を・・・」など

あまり細かく考えずに計画してしまいがちですが、収納計画が住みやすさ・使いやすさを左右すると言っても過言ではありません。家族の人数が多いほど物の量も多く、それに応じたスペースが必要になってきます。

「何をどこに、どれくらい収納したいのか」使用シーンや頻度を考慮して、今ある持ち物や今後増えそうな物を書き出してみましょう。

見直し手放すことで、本当に必要な物が分かり、それに応じた収納を設けることができます。
新たな暮らしがはじまる絶好の機会。ぜひ早めに取り組むことをおすすめします。

収納の失敗例と対策

  • 部屋のドアと収納の扉がぶつかって使いにくい
    平面図でドアの開閉スペースや向きを確認しましょう。収納の扉は引き戸や折れ戸にすることで使いやすくなることもあります。
  • 布団をしまう場所が無い
    クローゼットには上棚が付いていることもありますが、重たい布団をしまうには不向きです。衣類用と布団用の収納では奥行・棚の種類も違うため注意が必要です。
  • 教科書やランドセル置き場をつくらなかったので散らかりやすい
    成長とともに増えていく学校関連の物。一定期間保管する場合もあるので、年齢に関係なく使えるラックや本棚があると便利です。

大きな窓

窓についても注意を払うようにしましょう。大きい窓がたくさんあればいいと思う人も多いのですが、一概にそうとも言えません。

もちろん大きい方が明るく開放感も得られますが、日当たりが良すぎるために家の中が暑くなってしまったり、外からの視線が気になることもあります。

特に道路に面している部屋では、せっかく大きな窓をつけたのに1日中カーテンを閉めたまま、なんてことも。
プライベートな空間でくつろぐためにも、窓の大きさや位置には気を付けましょう。

窓の失敗例と対策

  • 壁が少なく、家具が置きにくい
    窓が増えると、必然的に壁の面積が減ります。壁付けで家具を置きたい場合は、窓をふさいでしまい、開閉や日差しを取り込むことができないことも。
    無計画に窓のサイズや位置を決めてしまうと採光に影響したり、家具配置がしづらいので注意が必要です。
  • 外気や日差しの影響を受けやすい
    窓は壁より熱を逃がしやすく、気密性が悪くなる可能性があります。窓の断熱性能もチェックしておきましょう
    また、東側は朝日を感じられる一方で、日の出によって目覚める時間に影響があったり、西側は夕方の日差しが眩しいなどの懸念点があります。
  • 風の通り道を意識しなかった
    換気のためにつけた窓でも、空気の循環が悪いと効果が半減してしまいます。通気性も考慮して位置を決めましょう

設備

エアコン

設備は、キッチン・浴室・冷暖房・玄関ドア・シャッター・照明に至るまで様々です。特に「自動」「電動」のシステムはオプションも多く、ついつい採用してしまいがち。

便利で快適な時間を手に入れられる反面、費用がかさみやすく、家づくりの総額に影響しやすい部分でもあります。

設備の失敗例と対策

  • 冷暖房を省いてしまって後悔
    「今は使わないけれど、将来のためにつくった部屋にエアコンをつけなかったら後から工事が大変」「全館空調や床暖房を省いたら、逆に光熱費がかかる結果に・・・」などの声も。
    吹き抜けやリビング階段では冷暖房効率が悪くなる可能性があるので注意が必要です。
  • 浴室のテレビやミストシャワー・サウナは付けなくてもよかった
    設備にこだわれば、ホテルやリゾート気分を味わえるバスタイムですが、何かと時間に追われる日常生活ではあまり出番がないことも・・・
  • リビングに室内物干しをつけたら生活感が丸出しに
    「なるべく広い空間で乾かしたい」という思いからリビングに室内物干しを設置したら、くつろげる空間ではなくなってしまった、という例も。
    急な来客に備えて「見せない工夫」も大切です。

音

音は住んでみてから分かることが多く、失敗に繋がりやすいと言えます。

生活音については、気になる人・気にならない人の差がかなりある部分ですが、最近話題になっているHSP気質など、音に敏感に反応してしまう人は特に部屋や設備の配置に注意しましょう。

音の失敗例と対策

  • 道路、駐車場に面した寝室で騒音が気になる
    特に夜は音が響きやすくなります。昼間は気にならなくても、車が走る音や外での話し声などは夜になると騒音に感じる場合も。静かに過ごしたい部屋は、配置を考えるようにしましょう
    寝室の近くにトイレや浴室など、水回りがある場合も音が響きますので注意が必要です。
  • 吹抜け・リビング階段は音が筒抜けに
    開放感がある分、上階まで音が響きます。
    冷暖房効率にも影響する他、ニオイも充満しやすいので、階段部分に扉をつけたり吹抜けにはシーリングファンを設置するなどの対策もおすすめです。
  • 部屋を分けるための壁が薄く、プライバシーが保てない
    ひとつの部屋を区切って子ども部屋にする場合に多い例です。好きな音楽やテレビを楽しむ時間帯もそれぞれ違うため、隣り合った部屋では音が気になり居心地が悪くなる可能性も。
    収納の配置で防音効果を高めるなどの工夫も視野に入れるとよいでしょう。

デザイン

インテリアデザイン

デザインイメージが合わないということも、失敗に繋がる重要なポイントです。

新築戸建ての注文住宅を扱うハウスメーカーでは、所属しているインテリアコーディネーターのサービスを受けられることが多い一方で、工務店などではインテリア専門の担当者がいないこともあります。

その場合は自分たちが主体となって、内装・設備・家具・カーテンをはじめとする「家の中」すべての、色・デザイン・素材などを選んでいくことになるのですが、これは思いのほか難しく大変です。家づくりのスケジュールは工程に合わせてタイトに進んでいきます。

限られた時間の中で、理想のインテリアや統一感のあるコーディネートを叶えたいなら、プロに相談・依頼することをおすすめします

N講師

インテリアコーディネーターはそれぞれに個性や得意分野がありますので、実績・実例なども見ながら探してみてください。

デザインの失敗例と対策

  • 仕上がりとサンプルのイメージが違った
    内装を選ぶうえで最も難しい部分と言えます。
    基本的に、内装材(床・壁・天井など)やソファ張地・カーテンなどのサンプルは実物よりも小さいサイズがほとんど。「サンプル(小さい面積)の方が、濃く(暗く)見える」すなわち、「大きな面積になると明るく見える」という特性がありますので覚えておくとよいでしょう。
    また、自然光・照明の色によっても見え方が変わってきますので、できるかぎり実際の部屋の環境に合わせて確認するようにしましょう。
  • アクセントクロスを使いすぎて、ちぐはぐなインテリアになってしまった
    内装材を決めるときの楽しみのひとつ「アクセントクロス」。
    部分的に色や柄のある壁紙を使うことでおしゃれな空間になり、住む人の個性も出せる方法ですが、使いすぎには要注意。色の系統を合わせたり全体のバランスを考えて選ぶようにしましょう。
  • 幅木の色を指定し忘れてしまった
    床と壁の境目に取り付ける部材を「幅木」と言います。
    床もしくは壁の色に合わせるのが一般的ですが、何も指定しないと色やデザインが好みではなかったり、幅木が目立つ仕上がりになってしまうことがあります。アクセントクロスなど、色を取り入れた部分では特に注意が必要です。

まとめ

今回は、家づくりのよくある失敗例と対策18選をご紹介しました。

他にも、「リビングの一角に和室」「バーベキューをするための屋上」など、“ なんとなく ”や “ 憧れ ” だけで採用したことは不要だった・・・というケースもあります。

建ててみて初めて分かることが多く、ひとつひとつの選択が難しい家づくりですが、時間が許す限り検討したり、情報を集めることで防げる失敗もたくさんあります。

考えすぎて購入の時期を逃す前に、快適な住空間を手掛けるプロ「インテリアコーディネーター」に相談・依頼することもおすすめです。

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