インテリアに欠かせない壁紙の機能とは?機能性壁紙の特徴や種類、選ぶ際の注意点

壁紙選びのイメージ

住宅の内装において、大半を占めるものの1つが壁紙になります。

そのため、部屋の雰囲気を大きく左右するだけでなく、物理的に接する機会も多いでしょう。
その分、汚れや傷、ニオイなど様々な要素で悩まされるケースも多くあります。

そのため、新しく家を建てるときや、リフォームやリノベの際に、壁紙を選ぶならデザイン性と使い勝手の両方を兼ね備えた「機能性壁紙」もおすすめです。

そこで、こちらの記事では以下のような内容についてご紹介していきます。

目次

機能性壁紙について

こちらの記事を読んで、機能性とデザイン性の両方を兼ね備えたら理想のお部屋を目指していきましょう。

機能性壁紙とは、ビニル壁紙の一種であり、ビニル壁紙に様々な加工を施すことによって、以下のようなものに強くなっています。

  • 汚れ、キズ
  • ニオイ
  • ウイルス、アレルゲン、カビ

ビニル壁紙とは、塩化ビニルで作られているか、表面をビニールでコーティングされている壁紙であり、デザイン性や、コストパフォーマンスの良さ、張り替えがしやすい点がメリットになります。

このように、ビニル壁紙を加工することで様々な要素に対して強い耐性を持つ壁紙が機能性壁紙です。

機能性壁紙の種類について 

機能性壁紙は、日本ビニル工業会ビニル建装部と壁紙問屋協議会によって、規格が決められており、以下のような種類があります。 

  • 抗ウイルス、アレルゲン
  • 汚れ防止
  • 消臭効果

また、上記以外にもさまざまな種類の機能性壁紙があります。詳しくは以下の参考サイトなどを参照下さい。

抗ウイルス、アレルゲン

ウイルスのイメージ

抗ウイルス・アレルゲン壁紙は、ビニル壁紙の表面にウイルスやアレルゲンなどに強い薬品を塗った製品になります。

表面に塗った薬品が、ウイルスを構成しているタンパク質の構造を変化させたり、アレルゲンの働きを抑制することで、ウイルスやアレルゲンの量を減らせます。

それぞれの壁紙は、以下のような場所で使うのがおすすめです。もちろん抗ウイルス壁紙は、自宅でも場所を問わず使えますよ。

  • 抗ウイルス壁紙
    • 医療関係の施設(病院など)
    • 介護、福祉施設
    • トイレや水回り付近
  • 抗アレルゲン壁紙
    • 花粉症などのアレルギー患者の家

このように、抗ウイルス・アレルゲン壁紙はビニル壁紙に薬品を塗ることで、原因物質の働きを低下させたり、原因物質を殺す事も可能です。

汚れ防止

汚れ防止

汚れ防止壁紙には、以下のような種類が挙げられます。

  • 撥水(水に強い)
  • 汚れがつきにくい

撥水性のものは、表面に水をはじくコーティングを行なうことで、水分が広がってしまい、シミになることを防げます。
また、汚れがつきにくいものは、樹脂コーティングや、表面に特殊なフィルムを張りつけることで、汚れがつかなくなる仕組みです。

具体的には、以下の様な場所で使うのがおすすめです。

  • キッチン
  • 洗面所
  • トイレ

先の項目で紹介した抗ウイルスの機能性壁紙や、水や汚れに強い壁紙は、湿気が溜まりやすい場所や、濡れる恐れの高い場所で使うのがおすすめです。
調味料が食品のハネによって壁紙が汚れてしまったり、雑菌の繁殖によって不衛生になってしまうのを防げます。

このように、水や汚れに強い機能性壁紙もあり、雑菌の沸きやすい水回りなどで使うのが特におすすめです。

たばこの臭い

また、ニオイに強く、脱臭効果のある機能性壁示もあります。壁紙の表面に消臭効果のある薬品を塗布することで、以下のようなニオイへの対策が可能です。

  • ホルムアルデヒド(接着剤など)
  • アセトアルデヒド(タバコ、加齢臭)
  • アンモニア(トイレ、ペット)

上記のような幅広い臭いに対しての効果が見込め、原因の物質と壁紙表面の薬剤が合体することで、臭いをなくしてくれます。

このように、分解され、多様なニオイの対策に貢献してくれるのが消臭効果のある機能壁紙になります。

機能性壁紙を取り扱っているメーカー

機能性壁紙を販売している有名な壁紙メーカーには、以下のようなものが挙げられます。 

  • サンゲツ
  • リリカラ
  • 東リ など

上記のメーカーはあくまで一例であり、他にも機能性壁紙を取り扱っているメーカーもあります。

そのため、このメーカーの壁紙が良い、と決まっている場合は取り扱いの有無について、カタログで確認したり、問い合わせをしてみて下さい。

機能性壁紙を選ぶ際の注意点

機能性壁紙を選ぶ際には、以下の点に注意が必要です。

製品の品質保証

機能性壁紙を選ぶ際は、試験方法と規格が明記されているものがおすすめです。
規格の中でも信頼性が高いものには、以下のようなものが挙げられます。

  • ISO
  • JIS規格
  • 壁紙工業会規定

上記のような規格は、ある一定の信頼性が認められた上で、認定されていると名乗れる仕組みになっています。

そのため、信頼性のある壁紙選びでお悩みになった際は、カタログや公式サイトの表記を確認して、正しい試験が行なわれているのか、信頼できる規格によって認定されているのかなどを確認するようにしましょう。

壁紙選びで迷ったら、インテリアコーディネーターに相談するのもおすすめ!

新しい家を建てるときや、リフォームやリノベの壁紙選びで失敗したくない方は、内装材のショールームスタッフやインテリアコーディネーターに相談するのもおすすめです。

インテリアコーディネーターとは、内装からインテリア全般、住宅の設備などに関して専門的な知識を持った人達です。幅広い知識や、ノウハウを元にリフォームやリノベに関しての相談ができます。

個人の方に直接相談したり、壁紙の専門店に専属のインテリアコーディネーターが在籍している場合もあります。

そのため、少しでも理想のお部屋を実現させるためにも、気軽に相談してみて下さい。

まとめ

  • 機能性壁紙とは、ビニル壁紙に様々な加工を施すことで、汚れや傷、雑菌などに強く作られている壁紙である
  • 機能性壁紙を選ぶ際は、試験などを行ない、性能がしっかりと保障されているものを選ぶこと
  • もしも信頼性の高い機能性壁紙選びで悩んだら、インテリアコーディネーターにおすすめのメーカーなどを見繕ってもらうのがおすすめ

このように、機能性壁紙は、ビニル壁紙を加工することで日々の生活でよくあるお悩みから皆さんを守ってくれる便利な壁紙になります。

多くのメーカーより販売されていますが、製品の品質はまちまちです。

そのため、購入して期待外れだった…ということを避けるためにも、情報収集を行ない、しっかりと適切な試験が実施されているか、ISOなどの規格で保障されているかなどを確認するようにしましょう。

もしも機能性壁紙選びで悩んだら、インテリアの専門知識を持つインテリアコーディネーターに相談してみるのも一つの手段ですよ。

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