知ってるようで知らないカーテンの種類と選定時のポイント

カーテン選びのイメージ

カーテンやブラインドは、様々な機能や役割を備えており、家の窓に必ず取りつけるべきものです。

加えて、カーテンやブラインドには様々な種類、デザインのものがあり、どのような物を使うかによって部屋の印象や機能性が大きく変化します
そのため、機能やデザインを踏まえてカーテンを選定しなければなりません。

しかし、実際にカーテンの役割や種類を詳しく理解している人は決して多くはないでしょう。

そこで、こちらの記事では以下のような内容をご紹介します。

  • カーテンの種類と機能について
  • カーテンを選定する際に気をつけたいポイント

カーテンについて正しい知識を習得して、自分のニーズにマッチした商品を選べるようにしましょう。

目次

カーテンの役割

カーテンには様々な役割が備わっており、具体的には以下のような役割が挙げられます。

  • 遮光、調光
  • 日除け
  • 断熱、保温

遮光、調光とは光の量を調節したり、部屋の中に光が入って来るのを妨げる役割です。眩しい時間帯などには、カーテンを閉じることで光が直接当たらないようにしてくれます。

また、熱の出入りを防ぐ機能もあるため、夏は外の熱が入ってこないようにする、冬は外に熱が逃げていってしまうのを防ぐ断熱、保温も期待できます。
これ以外にも様々な役割を持ちます。

このように、カーテンには多くの役割があり、種類によってその役割がどれくらい発揮されるのかが異なるため、しっかりと役割を意識した上で選定を行なう必要があります。

カーテンのスタイル

カフェカーテン
カフェカーテン

また、生地以外にも様々なスタイルによって、カーテンは分類されます。

一般的なプリーツカーテン以外にも、以下のような種類があります。

  • ギャザーカーテン
  • カフェカーテン
  • センタークロス
  • スカラップ  など

これらはカーテンのスタイルの中のほんの一部で、これ以外にも多くのスタイルがあります。
そしてそれぞれ形状や素材、開閉方法などが異なっているため、一度現物を見てみるのがおすすめです。

カーテンの種類について

カーテンには、大きく分けてドレープカーテンとシアーカーテンの2種類があります。

それぞれ、生地が違っているため、特徴も異なります。
以下で詳しく説明していきます。

ドレープカーテン

ドレープカーテン
ドレープカーテン(出典:https://www.lilycolor.co.jp/interior/lilycolornote/

ドレープカーテンとは、厚い生地で作られたカーテンのことをいいます。

一般的な家庭で多く使われており、遮光性や断熱性に長けています。

天然繊維(リネン、綿など)で作られたものから、合成繊維(ポリエステル、アクリルなど)まで、様々な素材で作られているため、触り心地や外観などのデザイン性にもこだわれます。

このように、家でも使いやすく、デザイン性も豊富で機能にも長けたカーテンです。

シアーカーテン

シアーカーテン
シアーカーテン

シアーカーテンとは、薄い生地で作られたカーテンを指します。光を通しやすく、デザイン性に長けている点が特徴です。
生地によって、レースカーテンとボイルカーテンなどに分けられます。

このように、おしゃれで光を通しやすいカーテンがシアーカーテンです。

カーテンを選定する際のポイント

カーテンを選ぶ際は、価格やデザイン、窓のサイズに合っているかなど、様々なポイントをチェックしなければなりません。

しかし、これ以外にも機能性の観点にも目を向けなければなりません。
以降で詳しく説明していきます。

防炎性能

カーテンの防炎性能の有無は気をつけるポイントの一つです。

消防法という法律において、火災予防が必要であるとみなされた建築物など(防火対象物)では、防炎物品の使用が義務づけられています。

なおこの場合の「防炎」とは、「燃えない」ことや「有毒ガスを出さない」ことではなく、「燃えにくい」ことを意味します。

具体的には、以下のような建築物が防火対象物と定義されています。

  • 高さ31m以上の建築物(高層マンション)
  • 病院、診療所、介護施設
  • 旅館、ホテル

これ以外にも防火対象物の建築物はあるため、詳しくは「消防法」の記述をご覧下さい。

防火対象物内で使用するカーテンは、「防炎マーク」がついている、「消防法施行規則」で決められたテストを通過したものでなければなりません。
※基準については、一般社団法人日本インテリア協会(NIF)によって決められています。

このように、防火対象物内で使用するカーテンは、NIFによって定められたテストを通過した、防火性カーテンでなくてはなりません。

遮光性

遮光性評価方法

遮光カーテンを選ぶ際には、どれくらい遮光ができるのか、しっかり確認する必要があります。

一般社団法人日本インテリア協会によって、カーテンの遮光性は上図のように5段階に分類されています。
最もランクが高いものは、生地がほとんど光を通さないようになっています。

遮光性の等級は、ラベルなどに明記されているため、しっかりと確認した上で決める必要があります。

上記以外にも以下のような機能があります。

  • ウォッシャブル
  • はっ水
  • UVカット
  • 制電  など

このように、カーテンを選定する際はデザインや価格、サイズ以外にも様々な機能に着目した上で選ぶようにしましょう。

レースカーテンを選定する際のポイント

また、レースカーテンには、以下のような機能を備えた物があります。

  • 遮光
  • 遮熱
  • UVカット
  • ミラーカーテン

遮光性(透過率)は、先で説明した通りで等級が分けられていて、メーカーによってさらに細かい基準を設けている場合もあります。これによって、外からの視線を遮ることができるので、選定時はラベルなどを確認するようにしましょう。

またミラーカーテンとは、外から中が見えにくいように特殊な加工がされたカーテンを指します。

このように、レースカーテンにも様々な機能性を兼ね備えた物があるため、選定時は上記のようなポイントを意識してみて下さい。

まとめ

  • カーテンには遮光や調光、日除け、保温などの役割がある
  • カーテンは生地の種類によって、2種類に分類されており、形状、開閉方法などによって様々なスタイルに分けられる
  • カーテンを選定する際はデザイン性や価格以外にも、テストを通過した上で認定された様々な機能の有無にも気をつける必要がある

このように、カーテンには様々な役割や機能、種類があります。

そのため、選定の際にはカーテンなどのショールーム・販売店の担当者やインテリアコーディネーターに相談するのも一つの手段です。

インテリアコーディネーターとは、内装からインテリア全般、住宅の設備などに関して専門的な知識を持った人達です。
幅広い知識や、ノウハウを元にリフォームやリノベに関しての相談ができます。

個人の方に直接相談したり、カーテンの専門店に専属のインテリアコーディネーターが在籍している場合もあります。

少しでも理想のお部屋を実現させるためにも、気軽に相談してみて下さい。

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